リンドベルイのヴァイス再び

おー、ヤコブ・リンドベルイによるヴァイスの新盤が出ていた!『シルヴィウス・ヴァイス – リュート音楽2』(Weiss: Lute Music Vol.2 – Sonatas No.39, No.50, Tombeau sur la mort de Monsieur Comte de Logy / Jakob Lindberg)。前作に続くソナタ2つ(No.39ハ長調、No.50変ロ長調)の間に「ロジー伯の死をめぐるトンボー」が挟まっているという構成。今回は前作のような16世紀の本物のピリオド楽器ではなく、英国のリュート製作家マイケル・ロウ作のスワンネック型13コースだそうだ。とても伸びやかな音。選曲もその楽器に合うものを厳選したということで、確かにとても華やかさに満ちた一枚になっている。二つのソナタと「トンボー」の沈んだ色合いの対比がすばらしい。リンドベルイのこのヴァイスは、バルトの重々しさに満ちたヴァイスでも、エグエズのラテン的な華やぐヴァイスでもなく、いわば両者の中間のよう。たおやかに朗々と歌い上げるヴァイスという感じかしら。これもまたいいっすねえ。