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iPod Touchでアラビア語

持病の腰痛が何年かぶりに復活したせいで、今週はちょっと引きこもり状態(苦笑)。そんな中、iTunes Storeを眺めていたら、なんとアラビア語・英語辞書(Aratools Arabic-English Dictionary こちら→Aratools Arabic-English Dictionary)が出ているでないの。お値段はちょっと高めだが(苦笑)、変化形から即引けるのがなかなか渋い。ちなみに、辞書引くには、iPhone OS 3.0以上で、設定からアラビア語キーボードをオンにしておく必要がある。まだちょっとしか触っていないものの、万年初級レベルの身としてはありがたい。アラビア語文献は最近ちょっとお休み中だったのだが(読みたいものはいろいろあるけれど)、そのうち少しリハビリしようかなあ、と。

iPod TouchでEBPocket(2)

ラテン語学習者にお馴染みのサイトの1つ「ラテン語日記」で今週初め、なんとラテン語・ギリシア語辞書をEPWING化したものが出ているというお話が!説明とダウンロードのサイトはこちら(EPWING for the classics。もとはElementary Latin DictionaryとLiddell & ScottのIntermediate Greek-English Lexicon。Lewis & ShortやLiddell & Scottの本格版も今後リリース予定とか。楽しみ。で、ちょうどiPod TouchにEBPocketを入れたばかりなので、渡りに船とばかり(笑)早速使ってみる。おお、ギリシア文字もバランスよく表示されているでないの。iPod版のEBPocketはマイナーバージョンアップしたみたいだけれど、うちのデバイスではまだ若干落ちる場合がある。うーん、謎だ。全体はややもっさり。たぶん最新のiPhone 3GSあたりなら、CPUも速くなったとかいうし、もっと快適なのかも。ちなみに例のiDicも使ってみたのだけれど、クロス検索などが快適だけれど、もっさり感はそれほど違わず、外字の表示の見やすさなどで個人的にはとりあえずEBPocketのほうかなと(笑)。

このEPWING版ラテン語・ギリシア語辞書、ほかのマシンにも入れてみた。MacのJamming(いまだにOS Xが10.4なので……)ではちょっと表示がイマイチなのだけれど、Ubuntuで使っているEBViewだとなかなかきれいに表示される。WindowsだとUnicode版のEBWin専用ファイルというのも用意されているので便利そうだが(サンプル画像がきれいだし)、基本的に現時点ではWinマシン(工人舎のミニノート)では辞書引かないからなあ……というわけで、これはまだ試していない(苦笑)。いずれにしても、EPWING化を進めていらっしゃる方々には大いに感謝。

iPod TouchでEBPocket

今日は昼間からここのレンタルサーバが落ちていて、しかも急遽ディスクまで入れ替えるというメンテナンスをやっていたらしい。お盆休みだろうに、IT技術者はこういうことがあると忙しくなってしまって大変だなあ……と。そんなわけで、このページを見ようとしてアクセスできなかった方、ごめんなさい。

さて気を取り直して本題。いまだにWindows CEとかで重宝しているEBPocket。これのiPhone/iPod Touch版が出ていたので、早速使ってみる(こちら無料版→EBPocket free)。ロワイヤル仏和やランダムハウス英和をかなり以前にEPWING形式にしたのだけれど、これでそれらがiPod Touchで(もちろんiPhoneでも)使える(これは嬉しい)。FTPサーバが付いているので、辞書転送も楽。使い勝手は悪くないのだけれど、多少速度が遅いのと、うちのiPod Touchでは、なぜか本体がやや不安定な感じで、ある操作シークエンスで(必ずというわけでもないのだけれど、高い確率で)落ちたりする。有料版(こちら→EBPocket Professional)にしても状況はほぼかわらず。これって何が問題なのかよくわからないが、まあ、今後の改良に期待しよう。

そういえばEPWING形式の辞書が使えるものとしては、ほかにiDicとかもあるようだ(iDictとか、iDictionaryとかの類似品と間違えないよう要注意)。こちらは試したことがないので、詳細は不明。

iPod Touchで古典が読みたい(3)

久々にiTunes Storeのアプリストアを見ていたら、古典ギリシア語の新しい辞書が掲載されていた!Lexiphanes Greek Dictionaryというもの(こちら→Lexiphanes Greek Dictionary)。iPhone OS 3.0用(iPod Touchも要アップグレード)で、230円。こちらも前のGreek English Lexicon同様、1924年版のLiddle & Scottがベースなのだけれど、後発の強みで、表示のレイアウトがとても見やすくなっている。また、検索語の下に一般的な意味がちょろっと出ているのもとても気が利いていて便利。また、これはAutenrieth’s Homeric Lexicon(1889)も併せて収録しているので、アッティカ方言ばかりかホメロスのイオニア方言とかにも対応。この2冊でのクロス検索はできないものの、検索語を打ち込んでから切り替えることはできる。iPhone 3.0から現代ギリシア語のキーボード配列が入ったので、それをオンにしておいて切り替えて入力することもできるのだけれど、なぜか個人的にそれをやると微妙に検索精度が落ちる(これは謎だ……バグかしら?)。そんなわけでとりあえずは普通の西欧キーボードから検索している(いわゆるBeta Code入力)。うん、でも全体としては結構お薦め。

久々のガジェット話……

ちょっと閑話休題的だけれど……ガジェット話。iPod Touch(とiPhone)の辞書もいろいろと充実してきた昨今。ものは試しというか、かなり値段は張るのだけれど、『ウルトラ総合辞書2009』というのを入れてみた(こちら→ ウルトラ統合辞書2009)。広辞苑第六版のほか、リーダーズ英和、和英中辞典、新漢語林、現代用語の基礎知識、三省堂のデイリーで日独、日仏、日西、日伊などが一挙にインストールできる。市販のベーシックな電子辞書とほぼ同等かそれ以上になるという感じ。そういう意味ではお得か(でもま、もっと安くいろいろ揃える手もあるのだけれど……)。でもちょっと気になるのは、クロス検索とかできないこととか、検索のステップが普通の電子辞書(EX-wordあたり)より1ステップ多くなってしまう点とか(このステップの多さはiPod Touch全体の仕様のせいみたいで、このウルトラ辞書に限ったことではないのだけれど……)。EX-wordで検索語を入れれば、分割画面で候補とその意味が表示されるけれど、ウルトラ辞書の場合、まず候補リストが表示され、そこから目的とする検索語を選んでやっと意味が表示される。うーん、EX-wordとかに馴れていると、この1ステップ余計な点はちょっと気になるなあ……。

ステップ数の話のついでだけれど、そのiPod Touchを出先でネットに接続するために、これまでウィルコムのアドエスでWMWiFiRouterの旧版を使ってきた。けれども、もっとステップ数が少なくてすむ優れものが出ている。WiFiSnapがそれ(アドエスとWilcom03専用だそうだ)。起動前に自分で無線LANをオンにしたりしなくてすむし、接続も若干早い。手軽さが全然違う。このあたりは後発の強みか。