ビウエラ曲集ファクシミリコレクション

少し前に注文してやっと届いたのが、リュート製作家カルロス・ゴンザレス氏編纂によるビウエラ曲のファクシミリコレクションCD-ROM(“Libros de musica para vihuela 1536-1576”。「ビウエラ七賢人」(byリュートの師匠)が16世紀半ばにそれぞれ刊行した曲集(タブラチュア)のファクシミリ版がすべてカラーで入っているというもの凄さ。話には聞いていたけれど、これほどのものとは。いや〜感激。ファクシミリ版でなければわからないことってやはりいろいろある……。たとえば、イタリア式タブラチュアは数字で書かれているのだけれど、旋律部分が赤だったりするため、これが白黒コピー(大抵の出版楽譜は白黒で再録していたりする)だと薄くなってしまい、2なのか3なのか5なのかときに微妙にわからなかったりする(苦笑)。ちなみにこのCD-ROMはWindows用。Macではそもそもメニューが出てこない。そのためVMWare FusionでXPを動かして使っている。ちょうど最近プリンタを長年使ったOKIのモノクロレーザーからHPの廉価なインクジェットに変えたばかりで、カラー印刷するとこれまた美しい(笑)。