近場の駅の駅前に新しく書店ができていた(チェーン店らしい)。おー、このご時世に新しい書店というのが、それだけでなにやら感動的(笑)。さほど広くはない店内だけれど、売れ筋中心ながら人文系とかアート系とかの書籍もあって、これまた感激。八木氏の『天使はなぜ堕落するのか』とかが入り口横の新刊コーナーに置かれている。奥の人文書コーナーには、げ、オンフレ本(『教科書』)まであるじゃないの(これは嬉しい)。カンター近くに置かれたコミックはビニールがかかっておらず立ち読み可。このあたりのコンセプトもなかなか。できればこうした路線、この先も維持してほしいところ。人文書などには、ものにもよるだろうけれどなんらかの需要はあるはず。まさか明日からはコーナーなくなってて、エイプリルフールでした、って落ちじゃありませんように(んなわけないだろうけど)。
そんなわけで、とりあえず片山杜秀『クラシック迷宮図書館』(アルテスパブリッシング、2010)ほかを購入。これ、『レコ芸』の書評コーナーを寄せ集めたもの。音楽関連書を毎月一冊ずつ批評していくというものらしいのだけれど、短めの文章ながら独特の味わい。すでにして話芸という感じ。すでに続編も出ていて、上の書店には二つ並んで置かれていた。