無伴奏チェロ組曲

古楽演奏のグループ、レッドプリーストが以前来日講演をしたとき、チェリストのアンジェラ・イーストが無伴奏チェロ組曲(どれだったか忘れたけれど)のソロを聴かせてくれた。それがまた、何やら妙にリズミカルなバッハだったように思え、ソロアルバムが聴きたいなあと思ったものだった。で、なんとそれが少し前に出ているでないの(笑)。『Bach: the Cello Suites』。というわけで、早速購入し聴いてみる……。が、ところどころ爆走したりいろいろ即興的に動いたり、独特な溜めを入れたりはしているけれど、総じて「普通」な印象の演奏。レッドプリーストに参加しているときのノリとはだいぶ違う。ま、そりゃそうか。バッハで無茶するのはナシだよなあ、やっぱり。とはいえ、もっと強烈・個性的な演奏を期待したりしていたので、ちょっと意外だった(笑)。無伴奏チェロ組曲はそんなにいろいろ聴いているわけではないけれど、Naxosライブラリとかにあるフェーベ・カライのものとか、個人的には結構いいなと思ったり……。