以前メルマガのほうでまとめていた中世関連の新刊情報だけれど、そちらはちょっと小休止。代わりに備忘録という感じで、こちらにリストアップすることにしようかな、と。最近の気になる新刊というと、ざっと以下のような感じに。
- 浅岡潔『美学史研究』(アテネ社)
- ジョン・ケリー『黒死病--ペストの中世史』(中央公論新社)
- カール・ボイヤー『数学の歴史2--ギリシア後期から中世ヨーロッパまで』(新装版、朝倉書店)
- マデリン・キャヴィネス『中世における女性の視覚化』(ありな書房)
- アル・ハリーリー『マカーマート1--中世アラブの語り物』(平凡社 東洋文庫)
- ロバート・バートレット『図解ヨーロッパ中世文化誌百科』(上下、原書房)
- レーモン・ダジールほか『フランク人の事績--第一回十字軍年代記』(鳥影社)
ボイヤーの『数学の歴史』は新装版ということで、なるほど全部で5巻本で出ているわけね。個人的な注目は、キャヴィネス本と『フランク人の事績』かな。この後者は3つの十字軍従軍記をラテン語から訳出したものなのだそうで。