このところ、ご多分にもれずハマっていたのがNetflix配信の『イカゲーム』です。まだようやく第1シーズンを観終え、第2シーズンに入ったところですけどね。主人公のキャラが第2シーズンでは変わってしまっているようなのが、ちょっと微妙なところですが、とりあえず最終話まで観ることになるのかなあ、と漠然と思っています。
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でもこの『イカゲーム』では、全体的なストーリー展開というか、人間関係の妙味は興味深いものの、子供の遊びに命をかけるという基本図式がかっちりしすぎていて、第1シーズンでは少なくとも、遊びそのものになにか特殊な改変ルールが施されるといった趣はありません。その当たりが、少し物足りないような気もします。ゲームを主題にする作品としては、そういう特殊ルールを配した『カイジ』(ある意味名作漫画ですね)などのほうが、駆け引き、やり取りそのものの複雑さが増していて、いっそう引き込まれます。
そんな中、そういう改変ルール満載な小説を読みました。青崎有吾『地雷グリコ』です。これも子供の遊びを取り上げながら、そこにゲーム内容を複雑にする要素が付加されることで、駆け引きの面白さが格段に高まるという仕掛けになっています。
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でもこれ、ゲーム内容も複雑なら、主人公の勝ち方もなんともアクロバティック的(イカサマ的?)で、ちょっともう無法地帯なところまで行っている感じですね。なにしろ高校生が3000万円勝負に挑むみたいな話になっていきますし。雰囲気としてはどこか麻雀小説・ギャンブル小説に近い感じです。
確かに、思いもしないところから反撃がなされていく、というのは爽快ではありますが、ただあまりにそれが突飛だと、少し引いたりもします。「イカサマもあり」がそもそもの前提になっていると、なにかゲームのゲームらしさそのものを損ねたりするような気もするのですがね。
……なんてことを考えていたら、ゲームらしさというのはそもそも何だろうという点に引っかかりました。そのあたりの話はまたそのうちに。