政治イコール対話

「政治とは対話である」


総選挙のキャンペーン期間に突入しましたね。いわずもがなですが、政治とは対話だという話を久々に見かけたので、転載しておきましょう。ものはkindle unlimitedに入っていた仲正昌樹『悪と全体主義——ハンナ・アーレントから考える』(NHK出版新書、2018)です。アーレントの著作の要約と解説という感じの一冊ですね。

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そこからの引用です。

アーレントにとって「政治」の本質は、物質的な利害関係の調整、妥協形成ではなく、自立した人格同士が言葉を介して、一緒に多元的なパースペクティブを獲得することなのです。異なった意見を持つ他者と対話することがなく、常に同じ角度から世界を見ることを強いられた人たちは、次第に人間らしさを失っていきます。(ブックマーク – 位置No.1502)

なにやら耳が痛い気もします。