ラインケン

しばらく音楽関連のコメントを休んでいたけれど、ぼちぼちと再開していこう。少し前からお気に入りになっているのが、スティルス・ファンタスティクスというグループによるヨハン・アダム・ラインケン(Johann Adam Reincken)の『音楽の園』第1巻(ラインケン、ヨハン・アダム(1623-1722)/Hortus Musicus Vol.1: Stylus Phantasticus。リュート奏者として個人的に注目度の高いエドゥアルド・エグエスが参加している(笑)。ラインケンは17世紀末から18世紀初頭に活躍した作曲家・オルガン奏者。スウェーリンクに師事し、後にハンブルクのカタリナ教会のオルガニストを務めたのだとか。『音楽の園』(1687)は6曲のパルティータから成る曲集で、今回のvol.1とされた録音ではそのcうちの1番、2番、4番、6番を収録している。『音楽の園』の録音はほかにパーセル・クァルテットの抜粋盤とかがある(NAXOSライブラリーにある)。聴き比べたわけではないので比較はできないけれど、少なくともこのスティルス・ファンタスティクス盤(率いるのはヴィオラ・ダ・ガンバのフリーデリケ・ホイマン)は全体的に落ち着いた雰囲気で個人的には大変好印象なのだな、これが。vol.2にも期待しよう。