クリスマスのなので、それっぽい話題を(笑)。都内のあちらこちらのパン屋・菓子屋でも、この数年(もっと前からあったのかもしれないけれど)すごくよく見かけるようになったような気がするのが、ドイツのクリスマス菓子、シュトーレン(Stollen)。基本的にドライフルーツ入りのパンを焼いて粉砂糖をかけたものなので、手作りとかも割と簡単(伝聞だが)。で、これがなかなかイケる(笑)。ドイツでは、アドヴェントの期間、日曜ごとに少しづつ食するのだという。
これの歴史については、たとえばこちらのドイツ菓子専門店のページに詳しい。1450年ごろのドレスデンが発祥とか。1474年の「バートロモイス病院の診察代に、復活祭前の精進食として記されている」とある。なるほど。こういう明細などを地道に読み込んでいくという研究をしている人もいるわけで、そういう研究には頭が下がる思いだ……。ま、それはともかく、ドイツの菓子屋なんかのサイトでは(たとえばこちら)、歴史上最も古い言及は、1474年にパン職人バートロモイスがドレスデンの宮廷に宛てた計算書(Rechnung des Bäkers Bartholomeus)となっていて、現在はドレスデンの市営博物館にあるのだというのだけれど……。あれあれ?この微妙な違いは何?うーん、謎だ(笑)。