「カルデア教義の概要」- 1

Τοῦ αὐτοῦ Ψελλοῦ ἔκθεσις κεφαλαιώδης καὶ σύντομος τῶν παρὰ Χαλδαίος δογμάτων

Ἑπτα φασι σωματικοὺς κόσμους, ἐμπύριον ἕνα καὶ πρῶτον, καὶ τρεῖς μετ᾿ αὐτὸν αἰθερίους, ἔπειτα τρεῖς ὑλαίους· ὧν ὁ ἔσχατος χθονιος εἴρηται καὶ μισοφανής, ὅστις ἐστὶν ὁ ὑπὸ σελήνην τόπος, ἔχων ἐν ἑαυτῷ καὶ τὴν ὕλην ἣν καλοῦσι βυθόν. Μίαν ἀρχὴν τῶν πάντων δοξάζουσι, καὶ ἓν αὐτὴν καὶ ἀγαθὸν ἀνυμνοῦσιν. Εἶτα πατρικὸν τινα βυθὸν σέβονται, ἐκ τριῶν τριάδων συγκείμενον. Ἑκαστη δὲ τριὰς ἔχει πατέρα, δύναμιν καὶ νοῦν. /

「同じくプセロスによる、カルデアの教義に関する要点的かつ簡潔なる説明」

物質的世界は七つあると彼らは言う。まずは第一の燃えさかるものがあり、その次に三つのエーテル状のものがあり、続いて三つの質料的なものがある。そのうちの最後のものが地のもの、明かりを嫌うものと言われる。それは月下世界であり、深淵と彼らが呼ぶ物質をみずからのうちに宿している。彼らはすべての始まりは一つであると信じ、それを一者および善として讃える。次に彼らはなんらかの父なる深淵を崇める。それは三つの三対から成り、三対のそれぞれは父、力、知を擁する。/

「「カルデア教義の概要」- 1」への2件のフィードバック

  1. 嬉しい連載がはじまりましたね。
    この一節はP.G.122, 1149c ss.ですね。
    その前に収められた所謂カルデア神託註解(1124a-1149b)は後から?さてそのこころは?
    楽しみにしています。

    Empireo, Lucifugi等、ダンテ馴染みのことばが散見され、たいへん興味深いです。

  2. ありがとうございます。
    口上が後になってしまいますが、ご勘弁ください。とりあえず短いテキストで肩慣らしをしてから、余力を計りつつカルデア神託註解へと進んで行けたら、なんて思っています……。さてどうなりますことやら(笑)

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