今年はヘンデルイヤーでもあるわけだけれど、最近はあまりヘンデルは聴かない……凄いメロディ・メーカーではあるのだけれど、なんだかあまりにストレートすぎて繰り返し聴くという気にならない……なんて思っていたら、ザ・シクスティーンの新譜『戴冠式アンセム集(”Coronation Anthems”)』はなかなか渋くていい感じ(ハリー・クリストファー指揮)。これは思わず繰り返し聴く(笑)。UEFAのチャンピオンズ・リーグでアレンジ版が使われている「司祭ザドク」ほか4つのアンセム(1727年のジョージ2世と王妃キャロラインの戴冠式用)は、どれも勇壮な雰囲気。さらにオルガン協奏曲ヘ長調やその他の収録されていて、ちょっと面白い構成になっている。
Handel: Coronation Anthems, Oratorio “”Solomon”” HWV.67 -Arrival of the Queen of Sheba, etc / Harry Christophers, The Sixteen