長旅ご苦労様

今朝届いた荷物は、なんとまあ注文から1年以上経っていた本たち。クリスティーナ・ヴィアーノ編『アリストテレス・ケミクス』(Christina Viano (ed), “Aristoteles chemicus – Il IV libro dei Meteorologica nella tradizione antica e medievale”, Academica Verlag 2002)ほか一冊。イタリアの古書店に注文して、発送の連絡を受けてからひたすら待ち続け、半年近くたったところで問い合わせメールを出したら、「セカンドコピーを送る」との返事をもらい、さらにひたすら待って、昨年秋ごろに再度問い合わせメール。「確認して、対応する」との返事が来たものの、やはり荷物はとどかず、これは完全にロストしたかもなあ、と思って半ばあきらめていた。それがやっと到着。見ると、書籍を入れた袋の表面には幾十ものテーピング。そして発送日は今年の4月6日になっているでないの。ってことはこれ、宛名違いか何かで日伊間を数回往復していたのかも(???)。いや〜長旅ご苦労様という感じ。そう思うとひとしおですなあ。まだ中身はちゃんと見ていないけれど、アリストテレスの『気象論』第4巻(熱やら物質変成やらを扱った箇所)の後世の注釈などを取り上げた、99年のセミナーの論集で、目次を眺めるだけでも大いに期待できそう(笑)。