ギターアレンジ:スカルラッティのソナタ

スカルラッティというと、今年は親父のアレッサンドロがメモリアルイヤーなのだけれど(生誕350年)、今回はその息子(6番目の子だという)ドメニコ・スカルラッティ。このソナタをギターアレンジにして弾いている一枚を聴く。D.Scarlatti: Sonatas Arranged for Guitar / Stephen Marchionda [SACD Hybrid]。演奏はシュテフェン・マルキオンダ。普通のクラッシク・ギター奏者はあまり知らないのだけれど、アメリカのギタリストらしいっすね。自身によるアレンジなのだとか。古楽器ではないので、「びよんぼよん」と現代的な明朗な音が響き渡るし、全体にテンポが遅めの設定で、ちょっと古楽的な感じがしないのだけれど、でも確かにバロック的なテイストは随所に感じられるかも。音質自体はとても口当たりがよいし。うーん、なんだかオリジナルの鍵盤楽器での演奏が聴きたくなる(って、それはいいのか悪いのか……(笑))。