大英博物館双書

へえ〜、こんなのが出ていたんですねえ。ブライアン・クック著『ギリシア語の銘文』(細井敦子訳、矢島文夫監修、學藝書林、1996)。ギリシア語散策のついでにということで覗いてみた一冊。これがなかなか面白い。石板とか陶器類とかに記された銘文を解説した入門書。図版で様々な実例が紹介されている。復元の難しさみたいな話もあって、とても興味をそそられる。この本、「大英博物館双書 – 失われた文字を読む」というシリーズの一冊。このシリーズのラインアップがまた渋い(笑)。聖刻文字、初期アルファベット、くさび形文字、線文字B、エルトリア語、ルーン文字、さらにマヤ文字まである(!)。また、「数学と計測」なんて一冊も。すばらしすぎるっす(お恥ずかしいことに、これまでノーマークだった……(苦笑))。いくつか購入してみよう。