カルミナ・ブラーナ新盤

クレマンシック・コンソートによる35年ぶりの『カルミナ・ブラーナ』新録音!もちろんオルフのではなく、ブラヌス写本の原曲。いや〜、これまたすばらしい。堪能。非常に端正なピケットのニュー・ロンドン・コンソートによる全曲録音とはまったく違う方向性で人気を二分していたクレマンシック・コンソートの35年前の録音は、世俗的な祝祭感覚満載だったけれど、今回もその世俗感覚は健在。とはいえ年月のせいか、少しおとなしくなったというか洗練されたというか、端麗さが増した感じも。

いやー、それにしても最後の3曲なんかの盛り上がりは最高。CB185「Ich was ein chint so wolgetan(私はおとなしい娘でした)」のサビ「Hoy et oe, / maledicantur thylie / jusxta viam posite」、CB200 「Bache, bene venies(バッカスよ、ようこそ)」のサビ「Istud vinum bonum vinum, vinum generosum, / reddit virum curialem probum animosum」なんかは耳について離れない。ついいっしょに歌ってしまう(笑)。締めのCB196「In taberna(居酒屋で)」も実にいい。やはりこういう酒の歌が個人的にはお気に入り。ラブレー的世界に乾杯。

Carmina Burana -Original Version by Codex Buranus of 13th Century / Rene Clemencic, Clemencic Consort [SACD Hybrid]